本文へスキップ

〒422-8067 静岡市駿河区南町18番1号
サウスポット静岡4階

TEL 054-280-2677 FAX 054-285-6211

平成27年 年頭挨拶company

 2015年が明けました。今年はどんな年になるのでしょうか?

2014年という年を振り返ると、火山噴火、爆弾的な台風と豪雨、地震等大きな自然災害が頻繁に起こりました。自然界に何かが変わり始め、2015年にも繋がって行き、放っておくと、
もっと大きな変動が起るのではないかと、思うのは私だけでしょうか。

当社は、昨年の10月、従来の「経営理念」を改め、「新・経営理念」に改訂しました。
従来はビル総合管理会社としての理念でしたが、新理念は「全ての生き物は必要があって生きています」という言葉をいれ、青い地球を守る姿勢を最初に掲げました。

そんな折の昨年12月、稲盛和夫氏の「成功の要諦」という本に出会いました。嬉しいことに、
氏の経営哲学が「新・経営理念」の後押しをしてくれている様に思ったのです。
ご存知の通り稲盛和夫氏は京セラとKDDI社の創設者で、日本航空を2年半で立て直し、
世界一の高収益航空会社に再興させた経営の神様のような方です。

この本の中で、宝石のような言葉が沢山でてきます。本の冒頭で、企業の成長は経済性を重視した損得勘定や戦略戦術を重視するやり方ではなく、「人間として正しい道を歩いて行く姿勢」
を持っているか否かであると説いています。

この本に出てくる稲盛氏の「宇宙の始まりの話」が稲盛経営学の原点になっているのを知りました。チョット難しい話ですが、とても面白い考え方ですので紹介しますね。

宇宙の始まりは、一握りばかりの高温の素粒子がビッグバーンとして大爆発を起こして始まり、進歩・発展しながら今でも膨張をし続けていると言われています。素粒子とは、物質の最少単位のもので、爆発後、より良いものに変化発展していると言うのです。

皆さん方の周辺には、生き物や石ころの様な無生物が存在しています。それらの物質を分解して行くと原子になり、原子は原子核と電子で出来ています。水素原子は一番軽くて小さな物質で
原子核に電子が一個付いた物です。電子が二個付くとヘリウムです。

原子核は陽子、中間子、中性子の三つがくっ付いて出来ています。この陽子、中間子、中性子をそれぞれを壊すと素粒子が出てきます。つまり物質の最小単位が素粒子なのです。ビッグバーン以来、この素粒子が限りなく変化し、進化を遂げてきました。

その物質の進化は生物だけでなく、無生物も進歩発展する方向へ変化しています。それが宇宙の法則というか、仕組みなのです。宇宙はその様な意識や意思が働いている…つまり、より良きものに進歩し、幸せになる方向に向かっていくと言うのです。

全ては進歩発展する方向に向かっているので、会社がつぶれるとか、人生が上手くいかなくなるようにはなっていないのです。最初一握りの素粒子が、こんなに素晴らしい宇宙を作ってきたのは、その様な仕組みが宇宙にはある…と稲盛氏は説いているのです。

その法則を、キリストは「愛」お釈迦様は「慈悲の心」が満ち満ちていると説き、どんなに逆境の人にも差別なく上手くいくようになっている…もし上手くいかないことがある場合は、
「自分さえよければ」という自己中の心があるからだと言うのです。

「自分だけ」という考え方は、宇宙の意思に反する精神作用ですから、自分で勝手にもがいて
自滅して行くのです。宇宙の仕組みを大切にする心の持ち方とは、他人を大切にする利他の心が必要なのです。自分の為ではなく、他人の為に思い遣る心…利他の心が大切だと稲森和夫氏は
説いています。

「自分さえよければ」という国が日本の周辺に横行したり、「自分さえよければ」という会社が偽食材で料理を作ったり、「自分さえよければ」ということで他人を騙したりすると、
宇宙の仕組みを逆回転させ、自然や人間の心を破壊していくのです。

地球の全ての物質や生き物は役割を持って、必要だから存在しています。
農業を手掛けていると、害虫や雑草が神と呼ばれるような役割がある事が分かります。
つまり、宇宙には逆回転させてはいけない仕組みがある事が分かって来ます。

私が「自然の力農園」を起こし、昔の様な化学肥料も農薬も使わない「自然循環農法」に取り組んでいるのは、逆回転を始めている現在の「慣行農法」を改めさせなければ、人類が破滅するだけでなく、地球をも破壊してしまうだろうと思っているからです。

「新・経営理念」はビルの総合管理の取り組みから、青い地球を大切にする社風作りを呼びかけました。2015年はその最初のコーナーをめがけて走り出す年です。
宇宙の仕組みに適った「利他の心を育てる」素晴らしい年にして行きましょう。

株式会社メンテックカンザイ
代表取締役社長 大滝浩右